童心社から、「たのしいいちにち」シリーズが登場です!2冊めは『リュックちゃん』。さあ、リュックちゃんたちがお出かけするよ!
お友達とピクニックに出かけた小さいリュックちゃん。ところが、おもちゃはいっぱい持ってきたのに、お弁当を忘れてしまったみたい。 でも、お友達がちょっとずつお弁当をわけてくれて、ああ、よかった! 食べ終わったら、今度はのどが乾いてきたよ。でも、お友達はみんな、水筒を忘れてしまって… さあ、今度はリュックちゃんが活躍する番です!
声に出して読むと、楽しさも倍増する絵本です。「とっぷらこ」という不思議な言葉や、「どうぞ、めしあがれ」「ありがとう」といったあいさつの言葉にも親しめます。そして、一作目『まくらちゃん。』より、会話が多いのにお気づきになるでしょう。お友達とおしゃべりするようになっていく月齢の子どもたちにぴったりの一冊です。
とよたかずひこさんは、『ももんちゃんあそぼう』シリーズなどで知られる、赤ちゃん絵本の第一人者。やわらかい輪郭線と色鉛筆のような塗りのタッチに定評があります。 今作は、8年ぶりの新作。リュックちゃんは、明らかに他のお友達よりサイズも小さく、行動や表情も幼く愛らしく描かれています。幼いお子さんはリュックちゃんにとりわけ親しみを感じることでしょう。リュックちゃんのかわいい表情をたっぷりお楽しみくださいね。
(長安さほ 編集者・ライター)
リュックちゃんがおともだちと、「いってきまーす」。 ところが、お弁当を忘れて…。 自分のリュックも、こんな一日を過ごしているのかも! いっしょにお出かけしたくなる絵本。
表紙の真っ赤なリュックに、リュックちゃんというかわいい名前。
とっぷらことっぷらこという、語呂のいいリズム。
小さな子にもわかりやすいのがいいですね。
リュックちゃんがおともだちと一緒にピクニックへ出かけますが、
リュックの中はおもちゃばかりで、お弁当を忘れてしまったリュックちゃん。
お友達はみんなリュックちゃんよりちょっと大きいので、リュックちゃんちいさいからしょうがないか、と自分たちのお弁当を分けてあげます。
でも、あれれ?今度はお友達がみんなお茶を忘れた!と思ったら、すかさず水筒を分けてあげるリュックちゃん。
何だか読んでいてほのぼのしました。
ほどこされたらほどこし返す、リュックちゃんでした。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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