日本を代表する絵本作家の一人であるいもとようこさんの作品世界は、独特の技法を用いた温かい作品世界が、たくさんの読者に愛されています。 このたびの新刊はいもとようこさんに届いた読者の実際のエピソードをきっかけとして、いもとさんが絵本として作品に仕上げたものです。 だいじにしていたぬいぐるみは「ミュー」とよばれていました。 まみちゃんが生まれたときからずーっといっしょ。おきているときもねているときもいつもいっしょ。 ですが、ある日、デパートにお買い物に行ったまみちゃんは、ミューを落としてしまいます。 ずっと見つけてもらえなかったミューはやがてとっても汚く、ボロボロになってしまいました。 あるときそんなミューを見つけてくれたのが郵便屋さんのおじさんでした。 おじさんはまみちゃんのおうちにもお手紙を届けていたのでミューのことを知っていたのです。 そこでミューをかかえてまみちゃんのおうちを訪ねたら……?
愛らしいミューとまみちゃんのやりとりに優しい心が育まれる絵本。 3さいから。すべてひらがな。
生まれた時からずっと一緒で、まみちゃんの分身でもあるぬいぐるみのミューを落としてしまったまみちゃんでしたが、ある日いつも郵便を届けてくれる郵便屋のおじさんに拾ってもらって本当によかったと心から思いました。どんなにぼろぼろになったミューでも手放せないと思いました。「郵便屋のおじさんありがとう!」 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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