
富士山の見えるさる山のさる家族は、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、おにいちゃん、おねえちゃん... ぼくを入れて、全部で12匹の大家族。おばあちゃんがくしゃみをしたので、おじいちゃんはおばあちゃんが風邪を引いたかもしれないと心配になって、みんなでひなたでくっつきあって、暖かさるかぞく。
富士山を望む場所で、こどもたちが遊んで、けんかして…、さるかぞくのなにげない日々に、家族のありがたさ、平凡な日常の幸せが伝わってきます。 狭いけれど、ふれあいがあり、温まり合える ”ぎゅうぎゅう”。 どこか懐かしく、大人から子どもまで楽しめる絵本です。
富士山×ニホンザル×家族 の日本語の絵本として、外国人の方へのプレゼントとしても喜ばれています。

かわいい表紙にひかれて読んでみました。富士山の見えるところにすむ、さるの大家族のお話。のんびり、ほのぼのとした様子に顔がゆるみます。そして、さるかぞくを見守るような優しい富士山がいいなあと。ほっこりするような絵本でした。
(あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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