7年の歳月をかけて栽培するという行者ニンニクの生産に挑戦した農家さん。
収穫を目前にした時に、東日本大震災が起こります。
7年という歳月をかける農産物というのは、普通の時でも本当に賭けであり挑戦であろうと思います。
それが自分達ではどうしようもないことで中断せざるを得なくなった時、悔しさと無力さを感じずにはいられないでしょう。
それでも負けずに、新しい場所で再度、行者ニンニクの栽培に挑戦する・・・
その不屈の精神には感動してしまいました。
この先も様々な苦難が待ち受けているかもしれません。
けれどこの方達はきっと乗り越えられると思えるし、周囲の人達にも勇気を与えていると感じられるのです。
本を通して知っただけの私でも、「頑張らなくちゃ・・・!」と思えるのですから。
震災は多くのものを奪ったけれど、奪われずに残ったのがこの「力強さ」なのだと、改めて感じることの出来る一冊でした。