人間とねずみの親子2代にわたる壮大な秘密の物語
とでも言いましょうか。
とにかく、時間と空間のスケールが大きいと思いました。
人間に近づいてはだめといわれたねずみと、ねずみに近づいてはだめといわれた娘マリー
お互いに存在を知っていながら、接触はないのです。
でも別々の空間で同じような経験を重ねているのです。学校に行ったり、家を出たり・・
そんな偶然は実際はないのだけれど、世の中のどこかで
自分と同じような生活を送ってる存在があると思うと、とても夢がありますよね。
女の子だったら小さいときに一度は空想したりするのでは?と思います。
それが娘の代まで続くなんで・・、ステキな夢をもらえた一冊でした。
絵が細かく綺麗で、外国の調度を見るだけでもとても楽しかったです。