仏教国ミャンマーでは、人に親切にする心、人を敬う心が今もしっかりと根付いています。ミャンマー各地のくらしを見てきました。
28日間現地に滞在し、写真と文章、現地で暮らす人の作文などでミャンマーを紹介する絵本。
お釈迦様が生まれたところに近く、早くから仏教を受け入れたミャンマーでは、今も一生に一度は男女共に出家したり、お寺やお坊さんに寄付をしたりするなど、仏教の教えが生活に根付いている。
一番感動したのは、寝る前に両親に礼拝すること。今日一日失礼がなかったか、お世話になった感謝などを言葉に表し、丁寧な作法で礼拝してから子どもたちは眠りにつく。祖父母も同様に大切にされ、実に穏やかな生活をしている様子が伺えた。
ミャンマー人に会ったり、交流したことがあるが、にこやかで優しく、明るく、賢く、おとなしいという印象を持った。それは日本で働く一部のミャンマー人だけではなく、ミャンマーはどこでもそういう雰囲気で、穏やかに生活しているのではないかと、この絵本を読んで思った。
都市では樹木を大切にしているし、礼儀作法もしっかり教え込まれる。仏教の教えだけではなく、多民族国家なのでいろんな民族の風習や宗教も尊重されている。それを各自が誇りをもっている。
これから発展していくミャンマーが素直に、変な拝金主義に毒されることなく、よい部分を残していくことを願う。
ロンジーという民族衣装が、とても素敵で涼しそうだ。日本の夏場に取り入れたい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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