ニンジンの花に住むカマキリのところに、10匹のシマシマアオムシが押しかけてきた。アオムシに葉や花を食べつくたカマキリはしぶしぶヒマワリに移り住むがアオムシが気になって仕方がない。ある日、ニンジンの花を訪ねたカマキリは枯れ葉のようなものを見つけたが-。 「虫の代弁者」を自認する著者が、幼児向けの自然観察会などの経験を生かし、虫や生き物を擬人化するのではなく、自然界に出てくる生き物が「生き物としての領分」を守りつつ主人公になる、それでいて子どもが感情移入できる新しいタイプの物語絵本。
「ともだちやシリーズ」や『ナミチカのきのこがり』などの作者である降矢ななさんが絵を描かれているということで興味を持ちました。
ニンジンの花に住むカマキリのところに10ぴきのシマシマアオムシがやってきます。
一緒に読んでいたこどもたちは、ニンジンにお花があるんだと興味津々。確かにニンジンのお花見せてあげたことはなかったかもと、ちょっと反省しました。
そして、子どもたちがさらにうれしそうだったのが、アオムシがちょうになるところ。「あーっ」と声をあげて喜んでいました。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子7歳、男の子4歳)
|