おじいさんの家で過ごした日々。ぼくは時おり、あの頃のことを丁寧に思い出す。ぼくはいつだって戻ることができる。あの、はじまりの夏に――。 自分の毎日が、はじめて意味を持ったものとなる、「人生のはじまり」の季節をむかえた主人公の夏休みの日々を描いた感動作。 野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞。中学入試問題にも採用多数。
小学校高学年〜中学生くらいって、こんな感情だったなぁと思い出しました。
もう大人をすべて信用できる年齢でもなく、どこか親にも世の中にも反発心がある。
でもだからって一人で生きていけるほどの力もなく頭もなく。
まさに思春期であり青春期。
過ぎ去ってみれば、こういう時期こそ輝きがあったのかもと今は愛おしい。
我が家の子供は女の子ですが、小学校高学年の時期に読んでほしい1冊に思いました。
きっと共感し色々考えるところがあるはずかなと。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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