どんぐり帽子(傘?)に、どんぐりボディーの「どんぐりにんじゃ」。「しろいぬじょう」の殿様から指令を受けて、「ひげねこじょう」の悪だくみをあばくため、出動します。 「にんぽうはやがけのじゅつでござる」 スタタのタ。高い城壁もなんのその、すばらしい身軽さで、あっというまにひげねこ城へ侵入成功。中は、しろいぬ城を攻めようと決起するひげねこざむらいでいっぱいです。 しかし、葉隠れの術で隠れたどんぐりにんじゃは、すぐに見破られてしまいます。あれ、どんぐりにんじゃってなんだかうっかりさん?なんてつっこんでいる場合ではありません。絶体絶命、どうする、どんぐりにんじゃ!けれどもご心配なく。ここから、彼の「どんぐりにんぽう」が炸裂するのです・・・! どんぐりをつかったその忍法は、なんとも可愛くて楽しくて、頼もしい!人(猫)相の悪いひげねこざむらいたちが、どんぐりに翻弄される姿は、可笑しいやら気の毒やら。 どんぐりと忍者、どちらも子どもたちの人気者。そのふたつが合体した「どんぐりにんじゃ」、これは子どもたちが好きにならないわけがないですよね。浅沼とおるさんの描くとびきりチャーミングなニューヒーロー、続きの活躍が早速楽しみになってしまいます。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
どんぐりにんじゃは、どんぐりの形をした忍者です。手裏剣の代わりにどんぐりを懐に隠し持ち、今日も敵の城へ忍び込みます。
どんぐりにんじゃのかっこいい仕事ぶりに
親子で感心してしまいました。
弓を向けられても
鉄砲にたいしてもどんぐりパワーで
やっつけてしまうのです。
息子のお気に入りはどんぐりコロコロのじゅつみたいです。
息子も毎日毎日幼稚園からドングリを持って帰ってきます。
とっても秋らしいナチュラルな絵本ですてきです。
戦隊モノみたいな戦いも少し好きになってきた男の子に
いいかもしれませんね (らずもねさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子5歳)
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