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新約聖書「エジプトくだり」の挿話を、砂漠にたたずむ、なつめやしのまなざしで描く、連作イエス民話・第2弾。
むかーし、むかしね、二人の旅人が、エジプトの砂漠を歩いていました。いえ、もう一人、幼い男の子が、大事そうに抱かれています。なつめやしの木が、千年もの間、待ち続けたもの、それはふしぎな力に守られたその子どもでした。
すてきな絵本!
シンプルな物語、シンプルなイラストですが
世界観が大きく、
絵本の中に吸い込まれてしまったような気持ちになります。
砂漠の空気すらも、感じるよう・・・。
大人も、うっとりしながら読むことが出来ると思います。
最後のページ、
夜にひとり佇む なつめやしのイラストは特に幻想的で
いつまでも眺めていたいほどです。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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