こぶたのプータは、にがいお薬をのむのが苦手。 「おくすり のまないと びょうき なおらないわよ」とお母さんに言われますが……。 お母さんが部屋をでていったあと、「トントン」と扉をたたいて、怪獣の子どもたちが入ってきます。 「あまーいあまーい まほうのおくすり もってきてあげたよ。さあ のんでごらん」 怪獣の子たちの言うとおりにすると、プータも怪獣になってしまいます。
そこへ「こらー」とあらわれたのは、ソフトクリームのおじさん。 「アイスクリームに まぜてあるから きっと たべられるよ」 おじさんは、ちょっとにがいけど元にもどるお薬をくれました。 プータがアイスクリームといっしょににがいお薬を口にすると、無事に元にもどることができ、 そして病気をなおす薬ものむことができたのです。
本書は、トイレトレーニングのえほん『じぶんでおしりふけるかな』につづく、苦手克服を助ける絵本第2弾です。 子どもは、にがい薬を嫌がるもの。 病気なのに小さな子どもはなかなか薬をのめず、困ってしまうお母さん方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この絵本では、薬を、にがみを感じにくいものとまぜて口にする方法を知ることができます。 巻末には、監修者である医療者から「保護者の方へ」という文章も寄せられています。
おかしな呪文でプータが怪獣になる場面は、本のテーマに関係なく、子どもと笑って楽しめます。 縦縞のパジャマのような服を着たソフトクリームのおじさんがかわいいですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
トイレトレーニングのえほん『じぶんで おしり ふけるかな』に続く、苦手克服を助ける絵本第2弾!専門家の監修のもと、子どもが苦手なお薬をじょうずに飲めるように、わかりやすく、楽しく手助けします。こぶたのプータはにがいお薬が苦手。病気で寝ていると、怪獣の子どもたちがきて甘い魔法の薬を飲ませてくれました。すると耳が…?巻末には監修の小児科医・小山博史先生による「保護者向けお薬の飲ませ方」を収録。
くすり嫌いのお子さんにぴったりの絵本です。
我が家の子どもがまだ小さかった時、薬が大嫌いでした。
あの手この手で、薬を飲ませようと親は必死のパッチ!
ようやく、薬のトラウマから抜け出した頃に、この絵本に出会い、親子でゲラゲラ笑いながら読みました。
子どもが十分に成長したこともありますが、この本を読んで、薬に対する抵抗がなくなったように思います。
病院や薬局の待合室に置いて下さい! (森の小人さん 40代・ママ )
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