E・A.ポーの怪奇ゴシック風味のファンタジーと詩を、端正な読みやすい新訳と、現代にふさわしいイラストで贈る傑作集。魂の底に刺さる怖さ、狂乱の愛と死。「ひょこ蛙」「鴉」「黒猫」を収録。
なかなか怖さのある、ホラー短編集。あの、エドガー・アラン・ポーがかいたということで、推理っぽいものを想像して読むと意外性がある。
道化をばかにして、大切な女にお酒をかけてはずかしめた王に、仕返しでオランウータンに仮装させて殺す話。
黒猫の目をえぐったり、暴力をふるう男にとりついたかのような黒猫のかかわった恐ろしい話。
など、など、、、なかなか怖い内容で、大人でも充分に怖がれます。
でも、「もう、ない」と繰り返す鴉の話はあまり納得いかなかった。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子6歳)
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