14歳の母から生まれ、6歳で捨てられ、父親からは虐待を受け、…、3歳の子どもを木にしばりつけて焼こうとした女の子。
とんでもない設定についていけないと思ったら、本当の話でした。
そんな女の子のシーラを障害児のクラスで引き受けたトリイ先生の悪戦苦闘に息をのみました。
心を閉ざしてしまった子どもとの戦いのような日々。
読み聞かせで読んだ「星の王子様」が印象的でした。
児童書ではないけれど、子どもと絵本で接する人間として、重要なことを伝えてくれる本だと思います。
トリイとシーラの別れるラストシーンには涙がこみ上げてきました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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