おしりたんていのもとに、暗号をといてほしいという少しかわった依頼が……。グレードアップしたおしりたんていの推理は必見!
小1の息子が、学校で「おしりたんてい」を読み聞かせてもらい、
とてもおもしろかった、と言うので、児童書版を2冊購入してみました。
顔がお尻とか必殺技が臭いおならとか、
少々下世話であることは察しがついていたので、
まあ息子が楽しければいいのかなとあまり期待せずに読んでみました。
しかし。まず私が、導入でぐんと惹きつけられてしまいました。
「いつものようにいれたての紅茶とスイートポテトを楽しみながら、
新聞を読んでいました。」
とかそんな感じ。
たぶん今まで読んできた子ども向けの本だと、
「楽しみながら」ではなく「食べながら」です。
文章全体がずいぶんと気取っているのです。
海外物のミステリーにありがちな雰囲気。
そこへ依頼人が現れます。
「立っていたのは、上から下まで紫色のすらりとした女性」なのです。
上から下まで紫色!まさに推理小説の極み!(大げさかしら)。
期待が高まります。
もちろん子ども向けですから、大人の私が大満足ではありませんが、
それでもかなりおもしろくできています。
息子も夢中になりました。
挿絵がすべてカラーで、文字が少なめ。
80ページを超えますが、
息子は30分くらいかけて2冊続けて読みました。
最近の息子は図鑑を拾い読みすることが多く、
物語から離れていました。
今回は集中して読書する息子の姿を見られました。
推理物や探偵物は、
これからおもしろいシリーズがいっぱい待っています。
息子の読書の幅か広がりそうで楽しみです。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子6歳)
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