夢と希望を与え続けた伝説のバレリーナ、アンナ・パブロワの人生を知ることができるバレエ絵本
アンナ・パブロワというロシアの伝説のバレリーナを知っていますか? 「瀕死の白鳥」という、自分の最期を知った白鳥がその命の限り踊り、息耐えていく様を表現した作品を、世界中の舞台で踊り、多くの観客を感動させたバレリーナでした。この絵本は、アンナ・パブロワの知られざる生涯を教えてくれる他にない絵本です。
貧しい家に生まれたアンナは、ある日、劇場ではじめて観たバレエに夢中になりました。バレリーナになりたい! アンナの心はその時決まったのです。 すぐに家でバレエの練習を始め、10歳でバレエ学校に合格すると、毎日厳しい練習を重ねました。 そして、人々に感動を与えるすばらしいバレリーナになったアンナ。 でも、有名になったアンナがいつも気にかけたのは、自分の子ども時代と同じような貧しい暮らしをしている人々のことでした。そうした人たちにも美しいバレエを届けたいと望み、アンナは精力的に世界中で公演を続けたのです…。
夢を持ち続け、世界中の人々に感動と希望を与えたバレリーナの人生を、詩的な文章と美しいイラストで、ドラマチックに魅せてくれます。 ジュリー・モースタッドさんによる繊細でロマンチックなイラストが魅力的。アンティーク調の甘いグレーやピンクの色合いが、バレエという夢の世界にぴったり。バレエ衣装や当時の服装の描写も見どころです。 ゆっくりページをめくりながら、バレエの世界の厳しさと美しさ、実在のバレリーナの人生をじっくり味わってみてください。
(長安さほ 編集者・ライター)
バレエの輝きを世界中に伝えた アンナ・パブロワの心の美しさ、祈りが 多くの皆様の心に届くように…と思います ――森下洋子(松山バレエ団)
世界じゅうにその名を知られる名バレリーナ、アンナ・パブロワの伝記絵本。 ロシアの貧しい家に生まれたアンナは、9歳のときにはじめてバレエの舞台を見て以来、すっかりとりこになります。 夢にむかって努力を続け、世界中にバレエを広めたアンナ・パブロワの人生を、 代表作「ひん死の白鳥」になぞらえ、美しく繊細に描きます。
アンナパブロワの伝記絵本です。
わたしはバレエに疎く、お恥ずかしながら彼女の存在をこの絵本で初めて知りました。
今でこそ、バレリーナというと華奢なイメージがありますが、がっしりした体型がバレリーナの主流だった当時。
家も貧しく、決して恵まれているとはいえない中でも夢を叶え、
また、バレエは万人の為にあると、貧しい子供たちのところなど、世界の至るところでバレエを躍り続けた彼女には本当に感動しました。
努力すること、諦めないことの大切さを教わった気がします。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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