まねきねこは、人やお金を招くのが仕事です。 でも、なまけものなまねきねこのにゃんきちは、その仕事を一生懸命がんばろうとしません。 店長さんも、「今日もお客さんが来なかったぞ! この役立たずなまねきねこめ!」と怒っています。
その日の夜、にゃんきちのもとに、ネコ型の紙が飛んできてくっつくと、足が勝手に動き出し、裏山にある“まねきねこ学校”にたどりつきました。 すると、雲にのったまねきねこが現れ、 「わしはまねきねこ学校の先生じゃ。お前たちを一人前にするために、毎晩、みっちり練習するから覚悟するように!」 と言い出したのです!
でも、一人前のまねきねこより、自由に動き回れる本物のネコになりたいにゃんきちは、先生のいいつけを守ろうとしません。 ところが、 「立派なまねきねこになれば、次は本物のネコに生まれ変われる」と聞いたにゃんきちは……。
一生懸命がんばることの大切さを描いた一冊です。
(うでをあげつづけるのは、しんどいにゃん〜)
娘は、「そりゃそうだ」と。
24時間、手をあげ続けるなんて、そりゃヤル気もうせますね。
でも、福を呼ぶのが、人を呼ぶのが、まねきねこの使命!
まねきねこ学校の陰謀、、、いえ、教育により、立派なまねきねこへと成長していきます!
やる気のないねこ達が、苦しい特訓を乗り越えることができた理由が、なんとも!
ここは、私が妙にナットク(笑)
でも、一生懸命やると、達成感というご褒美もあるんだよってことも、ちゃんと伝わるお話でした。 (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子9歳)
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