学校の授業のボランティアでお年寄りが多く住む地域・木目木団地のお祭りを手伝うことになった、友里、サキラ、玲子、吉田。リーダーになったおとなしいレイコちゃんが、けがをしたゲンさんにかわって豆腐の配達を手伝いたいと言い出すが、グループの足並みはそろわない。サキラちゃんが「やりたい人がやればいい」といい、自己主張ができない友里も配達をさぼってしまう……。お祭り成功に向けてがんばる4人が、友だちとの関わり方や人の輪の大切さに気づいていく物語。
四年生になるいとこが、おもしろかった本としてすすめてくれました。
読みながら、昔は近所つきあいみたいなものがもっとあったけれど、いつの間にかうちの近所も「きめき団地」のようになってしまったなと、感じました。
主人公の友里たちの活躍で、団地が元気に復活していくところが面白かったです。
子供の力って素敵だなと思ったし、こんな活動がいろんな場所に広がったら、街が元気になると思いました。
子供と一緒に、大人も考えさせられる本でした。 (べいちゃんさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子3歳)
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