赤、オレンジ、黄色、青、水色、緑、紫色。 7色のまるが一面に並んだ表紙をめくると…
「オレンジ色のまるをひとつ探してごらん」
ページには、穴の空いた、丸い形の紙のしかけがあります。 両端とも折りたためるようになっていて、片方を折りたたむと、穴から見えるのは、赤い丸。 もう片方も折りたたみ、間に挟むと、今度は丸の中からオレンジ色の丸が見えるのです。
こんな風に、少し頭を捻らないと、単純には解けないようになっています。 ページのしかけはとてもシンプルですが、答えを見つけるためには、紙を折ったり、回転させたり、 どうにか工夫しようと、子どもも大人も頭を働かせます。 出題されるまるの数も、ページを追うごとに増えていきます。 ページの問題は、読み手が他の色に置き換えて出題することもできるでしょう。 まるが10個のページのしかけは、思わず「わぁ!」と声が出てしまうほど。
子どもなら、好奇心いっぱい触って動かす楽しさや、工夫することの大切さを教えてくれ、また応用力、発想力を伸ばす手助けにも。 大人は、仕事や家事でコチコチになった頭を柔らかくしてもらえそうですね。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
押したり、引いたり、持ち上げたり…しかけを動かして、どこかに隠れている丸を見つけよう。子どもから大人まで楽しめる三次元ポップアップパズル絵本。赤い丸1個、オレンジの丸2個、ピンクの丸3個…など、10問の丸さがしに挑戦してみよう!
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