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スイスの鉄道はきょうも大活躍。山をこえ、谷をわたって走ります。つぎつぎとあわられる、ループ線、アーチ橋、トンネル。アルプスの山々の急勾配だってのぼります。自動車をたくさんつんだ長い列車とすれちがったり、鉄道でしか行くことのできない町や村があったり……。雄大な車窓をたのしみながら、スイスの鉄道のユニークなかつやくぶりを紹介します。
この作品を読むと鉄道ファンでなくても
『ラックレール』や、『プリエンツ・ロートホルン』鉄道の蒸気機関車などに乗ってみたくなりますし、スイスの山々を見る旅行に出てみたくなります。
こういう科学絵本は、簡単にはいけない土地や見ることのできない世界を読者に見せてくれる素晴らし作品です。
この作品を作られた宮脇俊三さんは「シベリア鉄道ものがたり」などのほかに大人向けのノンフィクションでも鉄道に関するしょせきをかいていらっしゃいますし、
絵を描いてくれている黒岩保美さんも元国鉄(今のJR)員で、いまは主にの乗り物の絵本を描いていらっしゃいます。
二人ともとても丁寧に作品を描いてくださっているので、鉄道が好きなんだ〜というのが読み手も伝わってきます。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子17歳)
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