むかしむかし、みんなが寝静まった暗く静かな夜、起きているのは羊飼いたちだけ・・・。 夜の空が昼間のように明るくなり、光の中に天使が現れました。そして羊飼いたちに、ベツレヘムの馬小屋で赤ちゃんが生まれ、この赤ちゃんがすべての人に幸せを運ぶ神様だと伝えます。 羊飼いたちが羊と共にベツレヘムへ歩き出すと、星が行き先を導いてくれました。馬小屋に着くとひとりの赤ちゃんが寝ています。この赤ちゃんが、神様の子イエスです。 クリスマスは、この神様の子イエスが生まれた12月24日をお祝いする日なんですよ。
子どもたちに「クリスマスってなあに?」って聞くと「ケーキやごちそうを食べて、サンタさんにプレゼントをもらう日!」って答えが聞こえてきそうです。 きっと子どもたちは、自分の誕生日と同じくらいこの日を楽しみにしていることでしょう。でも、本当はイエス・キリストの生誕を祝う日ですね。 ミッフィーでおなじみのディック・ブルーナがかわいい天使を描いていますが、内容は小さなお子さんには少し難しいかもしれません。 でも、世界中にはいろんな人がいろんな神様を信じていていること。その中のひとりの神様の大切な日だということは伝えてあげたいですね。 そしてなにより、世界中の人が平和で幸せに暮せるように祈りたいですね・・・。 ――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター)
ブルーナの子どものためのクリスマス絵本。
星にみちびかれて、東方の3博士の旅がはじまります。イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味をやさしく伝える絵本です。
Illustrations Dick Bruna (C) copyright Mercis bv,1953-2006 www.miffy.com
クリスマスに生まれた人はだれ?と子どもたちに聞くと、「サンタさん」と答える子が多いです。
クリスマスは何の日か知らない子どもが多いですね。
自分だって子どもの頃は知りませんでした。
ブルーナの絵は子どもに親しみやすく、むずかしい内容のおはなしも絵を見ているとなんとなく分かるようです。
全部が分からなくても、クリスマスはケーキを食べる日じゃないんだと分かるだけでもいいのではないでしょうか。
学校では色々な宗教の子どもがいるので、読み聞かせは難しいですが、紹介をしたいと思いました。 (おるがんさん 40代・ママ 女の子、男の子)
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