いつも元気な犬のマロンちゃん。 「おおきくなったらレストランのシェフになって、いろんなおりょうりをつくりたいな〜」 マロンちゃんがいうと、オジーさんが「いいね〜。なんだかおなかがへってきたよ…」。 というわけで、2人はあれこれ考えたすえ、カレーライスを作ることにしました!
マロンちゃんがカレーの材料を買いにいきましたが、 「やきたてパンはいかがですか〜!」 「きょうはスパゲッティがおかいどくですよ〜!」 お店の人のそんな声につられて、カレーの材料とは関係ない物もつい買っちゃいます。 でも大丈夫。 なぜ大丈夫かって…? そのわけは、最後まで読んだときにわかります!
ネクタイをしめて鼻の下にひげをたくわえた紳士、オジーさん。 マロンちゃんと一緒にカレーを作りながら、歌ったり踊ったり楽しそうです。 材料いためて、ジャ、ジャーン! じっくり煮ましょう、コートコト。 できたかな? まーだかな? ババ〜ン! カレーのできあがり!
もこもこ茶色い毛のかわいいマロンちゃん。 ちょっぴりおとぼけ顔でにこにこ笑顔のオジーさん。 とってもいいコンビの2人のカレー作りに、思わずうらやましくなっちゃいます。 カレーの作り方がわかるのはもちろん、「カレーって色々な料理になっちゃうんだ…」とわかるのも楽しい絵本です。
言葉のリズムは、楽しさ満点! みんな大好きなカレー。マロンちゃんとオジーさんがうらやましくなるカレー。 さあ、絵本を読んで、あなたもいっしょにつくりましょ!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
好奇心旺盛で元気いっぱい、だけど、ちょっとおっちょこちょいの子犬マロン。そんなマロンの名サポート役はオジーさん。笑顔がすてきな紳士です。今日も今日とてマロンは、カレーづくりに挑戦! さあ、うまくできるかな?
図書館から借りてきて、8歳の娘と読みました。
イヌのマロンちゃんと人間のオジーさんがカレーライスを作るお話ですが、
主体はイヌのマロンちゃん!
材料を買いに行ったり、お肉や玉ねぎをトントンと切ったり。
おいしそうなカレーのにおいに誘われて、
ご近所の方々がやってきますが…?!
オジーさんとマロンちゃんが素敵なコンビでとても良いです。
プラス思考で優しくマロンちゃんをサポートするオジーさんは親の鑑?!
なんて思っちゃいました。
ストーリーは特に奇抜な所はなくて安心してお話が進んでいく感じですが、
うちの娘がハマったのが、いろんなところに出てくる効果音!
「ジャ ジャーン!」「ジャジャジャ ジャーン!」から楽しくなり、
「ババ〜ン!」「ドド〜ン!」あたりでは、
ケラケラ笑いながら一緒に声に出して読んでくれました。
カレーを煮込んでいる時の歌も、2人で数パターン踊りながら歌いました(笑)。
「あ〜なんかカレー食べたい」ってなること請け合いです(笑)。
みんなで楽しく、美味しいものを頂くって幸せですね( ^ ^ )♪
幼稚園くらいのお子さんから、小学校低学年くらいのお子さんにおススメです。
読んだ後に、なんだか幸せな気持ちになれる一冊でした。 (ゆりわんちゃんさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子8歳)
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