元気が出る「家族」の物語。 ママが、がんばってるのは知ってる。パパが、せつないのもわかる。でも、ぼくだって――! それぞれの想いをのせて、ママの「黄色い子象」は走る。ね、黄色い子象。ぼくたち、どこへ行くんだろう?
ぼくが学校から帰ると、車庫には見たこともない車が入っていた。うちは、パパがいない。いるのはぼくと、妹のななと、ママだけ。よって、その黄色い小さな子象そっくりの車を運転するのは、ママ。ぼくははっきりいって、おそろしかった。だって、ママは、ちょっとありえないくらいのおっちょこちょいなんだ。ああ、ぼくたち、無事でいられるのだろうか……?
当時だと、離婚を扱った児童書は少なかったのかな。
子供もしっかりと現状をわかっていて。
ドジなママが免許を取り、家に黄色い子象のような車がやってきます。
うーん、たしかにこのママのドジっぷりはちょっと怖いところ、心配なところがあるかな…。
でも、仕事をしながら、一人で二人の子供を育てる立派なママ!
子供たちもママも互いを思っているのが伝わってきて良かったです。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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