2016年にアニメ映画化された名作『ルドルフとイッパイアッテナ』をはじめ、「おばけずかん」シリーズも大人気の斉藤洋がおくる新作童話シリーズです。 みんなが知っている昔話の「金太郎」もとにした主人公が、家から出て、帰ってくるまでの、お出かけのようすを楽しく描きます。 「きんたろうちゃん、なにを しに いくのかな?」「きんたろうちゃんは なんて いってるのでしょう?」など、読者への問いかけが多いのが新鮮。親子でいっしょに読んで、盛り上がれるおはなしです。
〈もくじ〉
おともだちは だあれ
ここは どこだ
なにして あそぼう
おみやげは なあに
斉藤洋さんのお話はいつも楽しくて、子ども向けなのにもかかわらず自分も楽しんで読んでいます。
こちらは、きんたろうの昔話というわけではなく、きんたろうの格好をした現代の少年が主人公です。
短いお話が4つありました。こぐまと相撲したり、うらしまたろうや桃太郎のことを思ったりと、昔話を思わせる仕掛けと、かわいらしいキャラクターの組み合わせが、なんとも新鮮で楽しいです。
低学年の子が一人読みするのにもぴったりの1冊だと思います。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子15歳、男の子12歳)
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