牛乳や小麦、卵にアレルギーを持っている主人公のアレックスは、 転校先の小学校でも、ママが作ったお弁当を持っていかなければなりません。 クラスメイトのコギーは、その姿に「たべられないなんて、かわいそう」と言ってしまいます。 おそらく、食物アレルギーを持つこと、持たない子の間で日常的にやり取りのある会話ではないでしょうか。 アレックスは深く傷つき、家に帰るとママに飛びついて「ぼくって、そんなに かわいそう?」とたずねます。 ママはアレックスに何と言うのでしょうか……。 そして、コギーとアレックスは仲直りできるのでしょうか……。
特定の食べ物を食べると、発作などがでる食物アレルギー。 年々、食物アレルギーを持つ子どもの数は増えていると言われています。 我が子が、もしくは子どもの友だちが食物アレルギーというご家庭も少なくないのではないでしょうか? でも、食物アレルギーって何?と子どもに聞かれたとき、どう答えたらいいのか、 食物アレルギーを持つ子どもへの接し方、食べ物に関する会話で注意することなどを知っている大人は多くないように思います。 この絵本は、食物アレルギーの子を持つ親の会代表の竹内澄子さんが監修を手掛け、「食物アレルギーに対する理解を深め、食物アレルギーを持っている親子とそうでない親子が、共に生きるための一助となれば」という願いが込められています。
見返し部分には「アレックスのおうちメニュー」として、卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生を使わない料理レシピが掲載されています。 「ブルーベリー米粉ムース」や「3色ドーナツ」などおいしそうな物ばかり。 絵本を読んだ後、親子でおうちメニューを再現してみるのもオススメです。
(木村春子 絵本ナビ編集部)
アレックは、体に合うものだけを食べています。 給食がみんなと違うため、食物アレルギーではない友達から何度も「かわいそう」と言われてしまいます。 「ぼくって、そんなにかわいそう?」 アレックの涙と、“食べないようにして自分の体を守っている”こと、友達に分かってもらえるかな…
全ページお試し読みで読ませていただきました。
アレルギーのことについて、わかりやすく説明されていました。
うっかりすると、とても困ったことになる食品のアレルギー。
こどもたちのパーティのまえに、お母さん同士が話し合っていましたね。
こんな風にきちんとすると心強いと思いました。
(capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
|