マラソン大会を3年連続棄権している優は普段から影も薄く、みんなから幽霊ランナーと呼ばれている。しかし3回目の大会翌日から、登校時にわざと遅刻ぎりぎりの時間に家を出たり、グラウンドで走り込みをしたりして優は変わる。練習していると人知れず現れるという中学生ランナーの指導を受け、優はいつしか本格的な走法を身につけていく。そして4度目、小学校最後のマラソン大会がやってくる。
連続でマラソン大会を棄権し続けてきた優。周囲には意地悪な声も出ますが、あきらめずに努力する姿がよかったです。もちろんなにも考えていないわけではなく、いろいろ思いはあるわけで、よく負けずにがんばったなと思いました。
「先輩」の後を追い、がんばる優。
この「先輩」のエピソードもよく、あたたかかったです。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳)
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