現代の子どもたちがなかなか聞くことのできない戦争のお話を体験者に取材した絵本。戦争末期、竹野栄は陸軍に入隊。志願し配属された敵の船を攻撃するボートの部隊は生還の可能性の低い特攻隊だった。自分より若い兵士たちを指揮し訓練を重ねていく。
ベニヤ板でできた船で、敵艦に突っ込むだなんて、何と馬鹿げたことを日本軍は考えたのでしょう。
必死であることが、常軌を逸した発想へと突き進んで行ったのでしょう。
私の父も海軍兵学校に行っていました。
人間魚雷「回天」の訓練を受けていたそうです。
多くを語らぬ父ですが、戦争がもう少し長引けば、間違いなく私はこの世に存在しなかったことの重さを痛感します。
それだからこそ、語り継がなくてはならないと感じます。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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