古い固定観念や常識を打ち破る物語です。 男たちの言いなりにはならない、強い意思と叡智を備えたアリーテ姫が、女性蔑視を続ける魔法使いボックスの策略を乗り越え、ついには自由と自分たちのための国を作る物語です。 男たちが陰険に描かれていたり、あっけない最期を遂げたり、男としては辛いところもあるのですが、女性差別を当たり前のようにしてきた男の側としては、受けとめるしかありません。 児童書でありながら、男女共同参画推進協会が関わっている、問題提起的な物語でした。
再販歓迎です。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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