若田宇宙飛行士は、2013年11月から2014年5月までの188日間、ISS(国際宇宙ステーション)に二度目の長期滞在をしました。後半の2か月間は、日本人初のコマンダー(船長)という大役を務めました。四度目の宇宙飛行であり、これまでの宇宙滞在日数は合計347日にもなります。
これまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。たとえば若田氏は、宇宙飛行士になる訓練の当初、専門用語が飛びかう英語のスピードについていけず、「いまのぼくは、まさに『戦力外』だ。泣きたい気分でした」と言っています。
本書では、若田氏のこれまでの道のりとこれからの夢を、子供たちにやさしく伝えます。「PHP心のノンフィクション」シリーズ第2弾。
第1章 空へのあこがれ/第2章 きびしい宇宙飛行士の訓練/第3章 ついに宇宙へ!/第4章 ISSの建設/第5章 ISS長期滞在/第6章 四度目の宇宙へ/第7章 コマンダーとして
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