デザインの国デンマークを代表する家具デザイナー、フィン・ユール。 それまで主流であった機能的でシンプルなデザインとは一線を画し、三次元曲面を活かした優美なフレームを特徴としたその作品は、近年、改めて高く評価されている。
本書では、椅子研究家・織田憲嗣氏が収集した貴重なコレクションの中から椅子や日用品122点を、写真家・塚田直寛氏の洗練された世界観で撮影。 巻末には北欧デザイン史やフィン・ユール論などのほか、デザイナーでイラストレーターでもある著者のペン画による作品リスト、年譜を収録。データ関係も充実した一冊となっている。
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