
ひとりぼっちの女の子の仲よしは、やえざくらの根かたにすむいたちでした。ところがある日、この女の子が死んでしまったのです。
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厳しいばばさまに友達と遊ぶことを許されず一人ぼっちの女の子。
いつも一人ぼっちで寂しく人形とあそぶ女の子の子守唄を、いつも八重桜の根もとに住んでいるいたちが聞いていました。
いたちとともだちになった女の子。
その女の子があっけなく死んでしまいます。
女の子のことをおもいながらいたちが歌う子守唄。
なんとも切ないお話です。
余韻を残して、ぷつりと終わってしまうこのお話。
切ない気持ちの落としどころがなくて、締め付けられるような気持ちがなかなか抜けませんでした。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
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