「白色は足りているかい? 白色をちょっとまぜると、そりゃあ、すんばらしい色になるんだよ。」 花うらら学校のすぐとなりでは、一人ぐらしのおばあちゃんが文房具屋さんをしています。おばあちゃんの家族は店の文房具たち。その中でも一番古い家族とは……。 味わい深い物語と絵で贈る、とっておきの一冊!
表紙のおばあちゃんの、ほんわかした笑顔と、主人公の絵の具達が、とってもかわいらしいんです。絵の具のお話だけに、水彩のやさしい色合いの絵なんですよ!
文房具屋のおばあちゃんは、一人暮らしなので、お店の文房具達が家族なんです。なので朝は、今は懐かしいハタキをかけながら、みんなに声を掛けてくれるのです。
そしてその中に、いつまでも売れ残ってしまっている「白色の絵の具」に、出番が来るように、子供達に声を掛けるのですが、出番はなかなか来ません。
信じて見守る事が、どんなに勇気づけられるのか、教えてくれました。私も子供達をおばあちゃんのように、大きく温かく包んであげたいなと思いました!
(ぽちゃママさん 30代・ママ 女の子11歳、男の子9歳、女の子5歳)
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