王妃の生活と生涯を豊富なカラー写真と図版から読み解く。恋心の印であるリボンや、「悩殺」という名のつけぼくろなど、貴婦人たちの文化にも触れる。246着の衣裳目録付き!
シュテファン・ツヴァイクによれば、マリー・アントワネットは、朝起きて、まず衣装のことを考え、その次に髪型、その次にジュエリーについて考える、というような一日の始め方をしていた。 本書では、マリー・アントワネットの一日と生涯を、豊富なカラー写真と図版に描かれた衣裳を通じて、読み解いていく。 朝ならばシュミーズ、化粧着、散歩服、昼は食事のときの服装、乗馬服、訪問着、宮廷服、舞踏会があればボール・ガウン、夜の仮面舞踏会と、当時の生活文化も含めて描くお姫様ドキュメント。 恋人たちの間でリボンが恋心を語るものとして扱われていたエピソードや、悩殺という名前がついたつけぼくろの物語など、フランスのエスプリたっぷりの貴婦人たちの文化にも触れる。その裏で活躍した、ヴェルサイユ宮殿の服飾文化を支える職人たちの技法も紹介。 巻末には、貴重なアントワネットの衣裳目録全文翻訳付!
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