ロシア語のアルファベット33文字に、ロシアの昔話の主人公や場面を色鮮やかに書き込んである、というこの絵本。とにかく美しいのです!是非「立ち読み」でご覧になってみてください。独特の色彩、ロシアの文字と絵の美しさ、豪華な装丁。大人も子どもも見とれてしまいそうです。それぞれのアルファベットに描かれた昔話のあらすじも収録されていますよ。
1968年、当時ソ連で出版された本書は、ロシア語のアルファベット33文字に、ロシアの昔話に登場するキャラクターやイメージが色彩豊かに描かれている。金・銀を駆使した豪華な絵巻的絵本は、まさにロシア昔話・おとぎばなしのパノラマ、宝庫である。絵は後にソ連報国家賞・アンデルセン賞を受賞した偉大な画家T・マーヴリナが描き、最高の印刷技術を誇るモスクワ造幣局で特別に印刷された。本書は本邦初の画期的復刻版であり、最高の絵本、最高の美術書である。
タチヤーナ・マーヴリナの絵に魅せられています。
こちらも趣向を凝らした作品です。
メルヘンにテーマを絞って、ロシア語のアルファベット絵本です。
「金の魚」・「おだんごパン」・「つり目の兎」・「空飛ぶ船」・「おおきなかぶ」・「マーシャと熊」など私にとってなじみあるお話も載っています。
タチヤーナ・マーヴリナの絵は、ロシアの風土を感じさせてくれます。
ロシアの子どもたちが、ペチカの前で、親の膝の上、お話を聞きながら字を覚えて行くのだろうなと想像してしまいました。
巻末には、各お話のあらすじまでついていて、知らないお話は何とかして読んでみたいと思いました。
とっても贅沢な作品です。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子17歳)
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