東京芸術大学在学中に創作版画家・美術史家の小野忠重の講義を受け、「木版画」の魅力を知った山中現は、以降、画廊・美術館で数多くの展覧会を行い、木版画家として第一線で活躍し続けてきた。作家は、木版を軸に銅版、ガラス絵、油絵、水彩、立体作品と作域を広げながら、同時に、串田孫一や松永伍一といった詩人との協同作業による詩画集やオリジナル版画集も数々刊行している。 本書はそんな山中現の大学在学中の作品から最新作に至るまで、およそ800点にもおよぶ全版画作品およびこれまでに刊行した詩画集・版画集を収録した、「木版画」ファン必携の作品集です。
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