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
ある夜、三わのふくろうのひなが目をさますと、おかあさんがいない。どうしよう! ひなたちは木のえだにとまって、まつことにした。おかあさんは、なかなかかえってこない。ひなたちは…。しんと静かな夜の森、ひなたちのゆれる心を、美しく詩情豊かに描く。
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この作家さんは、おおくまさんとちいくまくんで知ったのですが、
このふくろうのひなたちの絵本も本当にかわいいです。
ひなたちが、おかあさんの帰りを待ちながら、
いろいろな想像をして不安な気持ちになってゆくのが
伝わってきて切ない気持ちになります。
おかあさんがおおきく羽ばたきながら、とうとう戻ってきて、
何騒いでいるの?と言った時、日常がぱっと戻ってくるのですね。
子どもたちのよろこび、ほっとした気持ち、
いいなあ、あったかいなあ、と思いました。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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