新刊
ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック

ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)

SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。

  • 学べる
  • 役立つ
新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

  • かわいい
  • 盛り上がる
千両みかん
  • 全ページためしよみ作品は送料無料

千両みかん

  • 絵本
作: 野村 たかあき
監修: 柳家 小三治
出版社: 教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!

在庫あり

原則月曜から土曜は朝8時までの注文で当日発送
※お届け日は翌日以降(詳しくはコチラ

税込価格: ¥1,430

クリスマス配送につきまして

絵本ナビ在庫 残り1

  • 利用できる決済方法
  • クレジットカード

  • 代金引換

  • atone翌月後払い

  • d払い

※「d払い」はスマートフォンからのみご利用いただけます。

  • Line

中面を見る

作品情報

発行日: 2020年04月06日
ISBN: 9784774622125

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
264mm×214mm 36ページ

みどころ

有名な古典落語「千両みかん」の絵本です。

舞台は、江戸の町。
布団に横になっているのは、ある大きな商店の若旦那です。
若旦那は長患いのようですが、どうやら薬を飲んでよくなる病気ではなく、何か胸につかえているものがあるようです。
心配する番頭さんが、医者のアドバイスに従って聞き出そうとすると、若旦那が言うには……。
「つやつやとして……、
やわらかで……、
キメのこまかやかな……、
ふっくらとした……、
かおりのいい……、
水気のたっぷりとした……」
「みかん。みかんたべたいなあー!」

さあ、まさかみかんとは思わず、「お安い御用」と請け合った番頭さん。
ところが、今が真夏のいちばん暑い盛り、みかんなんて手に入らない季節であることを忘れていました。
旦那さまに、「息子をそれだけ喜ばせて、がっかりさせたら、ヘタすりゃぽっくりいってしまう。そうなったら主人殺しで磔(はりつけ)だ」と責め立てられ、矢も楯もたまらなくなった番頭さん。
広い江戸のどこかに、1つくらいみかんが見つかるのではないかと飛び出します……。

さて、ここから先は、更に落語らしいやりとりの連続!
鳥屋に「みかんを産む鳥はいないか」と聞いてみたり(!)、磔にされる場面を想像して腰をぬかしたり……。
いったいこの先どうなるのかと読者はドキドキしながら、おろおろする番頭さんと相手との会話劇に引き込まれます。

最後、ついに法外な値段がついた色つやのよいみかん1つを前に、番頭さんは何を思うのか……。
季節問わず果物が食べられる現代の子には、真夏のみかんへの渇望は、ピンと来ないところもあるかもしれません。
でも子ども心に、お金の重みや番頭さんの悲哀はわからないまでも、「わからなさ」の余韻が残るのではないでしょうか。

本書は人間国宝・柳家小三治の「千両みかん」が元になっているそう。
作者は『しにがみさん』『ねこのさら』などの落語絵本シリーズを版画で手がけている野村たかあきさん。
力強く彫られたみかんはもちろん、建築物や着物・身ぶりにも江戸の風情が生き生きと立ち上がる版画絵が素敵です。

それにしても、千両っていったいいくらだと思います?
ヒントは1両およそ10万円ですって。
スケールが大きすぎるような、どこか小さいような……実に落語らしい見事な味わいを、どうぞ絵本でお楽しみください!

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

寝こんでいる若旦那が心にかかって忘れられないもの、それは…、つやつやとして、やわらかで、キメこまやかで、
ふっくらとしていて、かおりのいい……そう、みかん!それならおやすい御用と、笑顔でうけあった番頭さんでしたが…。
「ひ、ひと粒、千両!?(←約1億円)い、いくら、なんでも高すぎる…!!」
人間国宝・柳家小三治監修、本格らくごえほん!こどもも大人も楽しめる人気シリーズに、
古典落語の絶品「千両みかん」がいよいよ登場です!






ベストレビュー

おもしろいです(#^.^#)

商家の若旦那が病の床につき
願ったのは「あまーいみかんが食べたい・・」
真夏なので、みかんは無し・・
(「夏ミカンはないのかい」と、心の中で突っ込んだけど、夏ミカンはすっぱいものね・・)
訪ねたミカン問屋でみつかったたった1つkみかんは
なんと千両!!
これが、安いのか高いのか・・。

とてもとても考えさせるお話です。
関西人の家庭内の会話として(我が家だけか?)
よく、いろんなものが高いか安いかが話題になるのですが
「それがすごーくほしい人は、いくらでもお金を積むだろうけど
いらない人には、10円でも高いよね」と言っていることが
まさに落語になってました。

最後に、みかんの3房をもって失踪した番頭・・という落ちが
ものすごく効いています!!

このシリーズは本当に面白い!!
(やこちんさん 50代・ママ 女の子15歳)

関連記事

この作品を見た人はこんな作品も見ています

この作品を見た人はこんなグッズを見ています

出版社おすすめ




絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

千両みかん

みんなの声(6人)

絵本の評価(4.57

何歳のお子さんに読んだ?

パパの声 1人

パパの声一覧へ

プレミアムサービス


全ページためしよみ
年齢別絵本セット