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強く大きく頭のいいオオカミのリーダー、ロボ。どんなわなも見やぶるロボの、たったひとつの弱点とは? 人間との戦いを通して、オオカミたちの気高い生き様をえがいた名作が、あべ弘士の筆で新たによみがえる。小学校低学年から。
「オオカミ王ロボ」と言えば、シートン動物記の中で一番有名な作品だと思います。そして私も遠い昔に読んだ記憶があるのですが、あべ弘士さんの「オオカミ王ロボ」の新鮮さと、歯切れのよい語りに引き込まれてしまいました。
シートンとロボとの闘いが詩情いっぱいに語られていて、まるで敵対心というよりもライバルのような駆引き戦を感じるのです。
闘い終えた結末には、畏敬というか親愛すら感じてしまいました。
両者の攻防はとてもドラマチックです。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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