ダフ屋切符で中国横断、爆破テロやら予約列車消失やら。トーマスクック片手にシベリアからポルトガルまで――。著者史上、「ワースト3旅」の一つ。時速35キロの遅すぎる列車に耐え、中国では切符獲得戦争に奮闘。紛争地帯であわや列車爆破テロ、ビザ切れピンチ……そして潜伏。言葉を失う数々のトラブルに遭遇する列車旅。シベリアからポルトガルまで26夜も寝台列車に揺られた、旅を超えた「冒険」物語。変化する旅事情をコラムに収録。【目次より】第一章 サハリンから間宮海峡を渡る ■コラム 自由な旅を実現させたビザの発給システム第二章 シベリアのおばさん車掌 ■コラム 移動する旅には向かない電子ビザ第三章 中国は甘くない ■コラム 急速に路線が増えた中国版新幹線第四章 ダフ屋切符で中国横断 ■コラム 中国の列車の切符はネットで買う第五章 中央アジアの炎熱列車 ■コラム 陸路入国もビザ免除になった第六章 アストラハンの特別ビザ ■コラム チェチェン共和国の平穏……その意味第七章 憂鬱なコーカサス ■コラム コーカサス三カ国……それぞれの「いま」第八章 ヨーロッパ特急 ■コラム 電子チケットがメールで届く時代
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