「おとうさん、おはなしして」とルルくんは言った。お父さんは、ひとりっきりで住んでいるある男の子のお話をしてくれた。望むとけらいがつぎつぎに現れて、そうじやせんたくをして、さっと消える。わがままを言ってもだれもしからない。遊びともだちだって出てきた。おとうさんのヘンテコなお話にルルくんは引きつけられていく…。
●編集者コメント 佐野洋子が見せてくれるドキリとする人生の真実。評判の童話がポップであざやかな絵といっしょによみがえります。
「おとうさんおはなしして」とルルくんにせがまれ、
しぶしぶ話し出すおとうさん。
でも、ふつうこんなにお話はできないと思います。
子どものことばを受けて
こんなふうに膨らませるのは
ふつうのおとうさんやおかあさんにはハードルが高いかも。
でも、読んでいると楽しそうでやってみたくなります。
読んでいて、ハッとさせられたり、
ふふっとわらてしまったり、
楽しみながら読みました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子5歳)
|