愛情とコミュニケーションの大切さを描いたストーリー絵本!
両親を亡くし、友だちもいないオオカミのハヤトが傷つき倒れたのはサルの村。閉ざされたハヤトの心を開かせたのは、村のサル・ももこのわけへだてない愛情でした。
ある日、サルたちの村の入り口に、1匹のオオカミが倒れていました。
サルのリーダーのジロと妹のももこは、オオカミを助けます。
オオカミはももこの優しさに、少しずつ心を開いていきますが・・・
分け隔てなく接することの出来るももこの優しさと、
そのももこが窮地に立たされたときに、自分の命を懸けて助け出そうとしたオオカミの勇気。
最初は険悪だったサルたちとオオカミでしたが、
共に窮地を乗り越えたという仲間意識が、
お互いの心の壁を取り除くことができました。
自分と違った他人と仲良くになるということは、決して簡単なことでありません。
でも、優しさと勇気があれば、心が通い合う友達を作ることができるでしょう。
子供達が、友達をつくる素晴らしさ、仲間と共生する楽しさを知ってほしいと、
作者は願っています。
もちろん、母である私も願っています。 (多夢さん 40代・ママ 女の子7歳)
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