うさぎと蛙が相撲をとったり、うさぎが猿を追いかけたりと躍動感のある線でユーモラスに描かれた絵巻「鳥獣戯画」。世界に誇る国宝だが、実は謎に満ちている。詞書(ことばがき)もなく、継ぎ接ぎだらけなので、誰が何のために描いたどんな話なのか、よくわかっていない。木島始は、子どもたちが楽しめるように絵を心にしみこませ、物語を立ち上がらせた。物語として、自然に素晴らしい絵を楽しめる一冊になっている。幻の絵本(1967年刊行作品)の新装復刊。
CMなどでこのうさぎをみることがあって、知ってはいましたが、こんなふうに言葉をつけて絵本にするとは面白いな!と思いました。もちろん子供たちはそれとは知らないので、ただの絵本と思って読んでいましたが、こんな風にさらっと名画などの芸術に触れられるといいですね。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子6歳、男の子4歳、女の子1歳)
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