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むかし、けちんぼな男がいた。「めしくわぬよめここねえかなあ」と歌うと、 ほんとにかわいいよめこがやってきた。ところが……。
新年度を迎え、年長さんになったばかりの子どもたち。
まだ、落ち着かない時期に読み聞かせをするのに、
紙芝居はとても喜ばれます。
今回は、「くわず女房」。
あまり聞きなれない言葉ですが、子どもたちは真剣な目で聞き入っていました。
というのも・・・
けちな男が、飯も食わないで元気に働いてくれる女を嫁にします。
ところが、その嫁には、頭に大きな口があったのです。
子どもたちは、食い入るように見ていました。
怖いという気持ちと、どうなるんだろうという不安と。
子どもたちの表情は様々でした。
怖いお話でしたが、男が「よもぎ」と「しょうぶ」に助けられたのをみて、
ほっと安堵の顔を浮かべていました。
そう、子どもの日・・・端午の節句にちなんだお話でした。 (多夢さん 50代・ママ 女の子15歳)
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