
小学校で子どもたちに「きれいだね」「いい子だね」と褒められて育ったため、自己肯定感高めのジャコウアゲハ・あげはくん。 おっとりしているせいで、テキパキした仲間たちの輪に入れずにいたシラサギ(コサギ)・しらさぎさん。 たまたま出会ったふたりは、あげはくんの希望でおいしい花のみつを探す旅にでかけます。 ツツジのみつ、タンポポのみつ、そして最後は、しらさぎさんが教えてくれた「とくべつなさくら」のみつです。 他のさくらがみんな散ってしまっているのに1本だけ満開の、ひらひらのドレスみたいな美しいさくら。 あげはくんはおなかいっぱいみつを吸い、「ともだちが教えてくれた花のみつは特別おいしい」と感じるのです。
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