五歳のとき、家族と別れて暮らすことになった少年は、小さな生き物や草花をみつめ、耳をすまし、美しい世界にひきこまれていきます。自然や宇宙などあらゆるものにいのちを吹き込み世界をつくる、まど・みちおの感覚は、そうしてみがかれました。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」など、誰もが知っている童謡が、どんな詩人によって生み出されたか、まど・みちおの生涯をみていきましょう。
童謡や詩ではよく知っているまど・みちおさんでしたが、彼の生立ちを知って、ますますまどさんが好きになりました。親と離れて祖父母と暮らしたこと、台湾で暮らしていたこと、戦争の中で国のための作品を作った負い目、様々なエピソードの中に、まどさんの魅力がいっぱいでした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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