ABCityはたべものでできた街。引っ越しすることになった男の子と女の子が、りんご鉄道に乗って、ABCityの玄関口「Apple駅」に到着。さあ探検の始まりです!
「Bananaスキー場」は、雪がなくても一年中すべることができるバナナでできたスキー場。バナナスノボも人気です。スキーもスノボもバナナの皮でできているんだって!さっそく滑ってみましょう。
次に甘い匂いにつられてやってきたのは「Cakeデパート」。化粧品も、服も、家具も、おもちゃも、みんなケーキでできています。夢のようなデパートに、テンション急上昇! デパート内をぐるぐる探索したくなりますね。
食べ物で作られた空想都市を、AからZまで、アルファベット順に探検していくおはなし。「次のアルファベットはどんな食べ物だろう?」「どんな建物かな?」とワクワクしながらページをめくり続ければ、時間を忘れてしまいまいそう。細かく描きこまれたイラストには、たくさんのお楽しみが散りばめられています。きっと読むたびに新しい発見がありますよ。
作者は現役美大生であり、絵本作家、イラストレーターとしても活躍中のこたさん。著書『わくわく科学ずかん 古生代水族館』(大泉書店)ほか、空想の都市や海の生き物のイラストを多く手がける、大注目の画家さんです。本作は制作期間2年! なんと100ページ越えの超大作です。子どもも大人も夢中になること間違いなし。世界で一番おいしそうな街を、ぜひ皆さんも堪能してくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
ここはABCity。A〜Zで始まるたべもので出来た、世界で一番おいしそうな街。 りんごで出来た「Apple駅」や、つるつる滑るバナナで出来た「Bananaスキー場」。さらにはお米の神様が住む、山盛りご飯の「Rice神社」!? 現役美大生が描く、おいしそうでかわいらしい、ありそうでなかった食べ物で出来た街を一緒に探検しよう!
細かく描きこまれたかわいらしいイラストが楽しい、お気に入りの1冊です。
何度読み返しても、見るたびにいろんな発見があるので飽きません。
アルファベット絵本というだけでなく、自由でクリエイティブな発想がすばらしい!
食べ物をテーマにした仮想空間というのが、くいしんぼうにとってはたまらなく楽しいです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
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