丘の上の《人殺しの家》には《人殺し3人兄弟》が住んでいた。彼らは沢山の殺しのメニューを用意していたが、もう12年もお客さんが来ませんでした。そんなある日、殺して欲しいというひとりの老婆が現れて・・・。
別役実さんといえば、戯曲作家として有名な方ですよね。
ですから、まるでコミカルな芝居を見ているみたいなストーリーでした。
スズキコージさんのモノクロのイラストも、いかにも恐ろしげな雰囲気を漂わせてくれています。
けれども、この「人殺しの家」にはもう12年もお客さんが来ていませんでした。
悩んだ人殺し行の3兄弟は、人に相談して看板を出したり、個別訪問をして宣伝したりしますが。効果なし。
閑古鳥のないていた「人殺しの家」にやってきたおばあさんは、つわものでした!
スパイスの効いた楽しいスローリーですが、ストーリー重視の絵本なので、あまり小さなお子さんにはお勧めできません。
読んであげるなら高学年や中学・高校生などがお薦めです。
小さいサイズの絵本なので、おまり大勢いるところでも読み語りにもお薦めできません。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子9歳)
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