留守番中、退屈なねこちゃんが見つけたのは、魚のおもちゃ。 「あれ、さかなかにゃ?」 とねこちゃん。 なぜ「?」かと言うと、魚のおもちゃ以外にも色々なものがあるから。魚に形が似ている葉っぱ、魚と同じ海に住んでいるカニ。ひとつひとつ指差ししながら、魚と同じところを見つけたり、違うところを見つけたり。クイズみたいで楽しい!
ねこちゃんは、魚のおもちゃからボール、ボールからちょうちょうへと、より魅力的なものを見つけては関心が移っていきます。最後に見つけたものは、もちろん……?
それにしても、どのページのねこちゃんもしぐさがとっても愛らしい。更に、語尾の「にゃ」がまた、すごくかわいい。声に出して読みたくなります。日常でも「歯をみがいてにゃ」などと使ってみると、子どもがすんなり応じてくれるという奇跡が! かわいいは正義って言うけれど、もしかしてこう言うこと? すごいにゃ!
(近野明日花 絵本ナビライター)
どこかにゃ? どこかにゃ? いっしょに指さし語りかけ! 親子で楽しむはじめての絵探し絵本! お留守番中のねこちゃんが……「ん?」なにかに気づいたよ。 「あれ、さかなかにゃ?」――さかなはどこかにゃ? おもちゃのさかな、みつけたにゃ。うごくほうがいいにゃ。 「あれ、ボールかにゃ?」――ボールはどこかにゃ? ころんころん。 「あれ、ちょうちょうかにゃ?」――ちょうちょうはどこかにゃ? おっと! えい! あれ、にげちゃった……。 つぎに、気まぐれねこちゃんが見つけたのは?
小さいお子さんと、家のなかにあるものを一緒に見て名前を確認するのにちょうど良い絵本だと思いました。また、未就園児のお子さんが主な対象という印象の絵本でした。
特段何かが起こるお話ではありませんが、主人公がねこということもあり、読んでいてほのぼのとした気分になりました。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子5歳)
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