ぽいすけくんは、町じゅうのごみを集める収集車です。友だちのぱっくんの荷台が燃えるのを見て、(ごみの中にへんなものが入っていたら…)と怖くなってしまいました。
『きゅうきゅうしゃの ぴーとくん』『はしごしゃの のびるくん』に続くシリーズ3作目。 海辺の町をまわってごみを集め、清掃工場へと運ぶ収集車が主人公。 陽気に、元気いっぱいで働いていたぽいすけくんですが、怖い目にあったり、散乱するごみを見たりするうちに、後ろ向きな気持ちになっていきます。ごみをきちんと分別するたいせつさや、町をきれいにするにはみんなの協力が必要であることなどを伝えます。何かの役に立つことの嬉しさ、頑張っている人への感謝が芽生える物語です。
なんでか知らないけど子供たちってよくゴミ収集車見かけると「ごみしゅうしゅうしゃ」って指さして言いますよね笑。なんでこんなにも惹かれるんでしょう?!
とても丁寧な絵とともにごみの分別の大切さを伝えてくれます。また、丁寧に読んでいくと月曜日から日曜日までの各曜日ごとになにか出来事が記されています。曜日を知るきっかけにしたり、どの曜日で何があったか記憶練習にも良いかもしれません。(と言いながらママも覚えていられません)
さらに、ぽいすけくんの「喜怒哀楽」が現れているのも素晴らしいポイントです。ぽいすけくんの目から(車なのでほとんど目がどう描かれているかでしか感情がよめないはずですが、それでも)子供はどの感情を読み取るか、どう思うか会話をしても楽しめるのではないでしょうか。 (みいつけたさん 30代・ママ 女の子3歳)
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