
映画ファンたちの話はなにかと「すごい」。 「今年は何百本も観た」「あの監督はすべて観た」と盛り上がる。 「観なかった」側は、その話には入れない。 でも、映画の中で何が起きているのかを語るだけで、 映画を語れるのではないか?
マニアックな語りから遠く離れて、 映画にしかできないことに注目する、 長嶋有&ブルボン小林、初の映画評論集!
【目次より】 映画みたいな名前(『ヴィダル・サスーン』) 市民のバイクを奪うこと(『007 スカイフォール』) 心を射ぬくワンカット(『ホーリー・モーターズ』) 「玩具」としてのリメイク(『死霊のはらわた』) 名前を題に冠した納得感(『板尾創路の脱獄王』) 作家が主人公の映画(『ワンダー・ボーイズ』) アニメーションの甲斐(『君の名は。』『この世界の片隅に』) 2012‐2016の映画備忘録 ……ほか、書き下ろし多数収録!
試写会で、DVDで、飛行機で、撮影現場で、 もちろん劇場で、観まくった新作200本以上を紹介。
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