「今おじいちゃんが住んでいる縄文時代に、ちょっとだけ旅行しようか」 縄文象になったおじいちゃんは、たちまち大空を風を切って動き出しました――――
主人公「きさ」が見つけた、 大きな愛につつまれた縄文世界のおはなし。
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かつて、縄文人の持つ「創造力」「調和力」は、生きとし生けるものを包み込む「大きな愛」に満ちていました。 お金での取引ではなく「友愛」の交換によって、世界は成り立っていたのです。
本書の「縄文クッキー」はそんな分け与える世界の象徴として描かれています。 そして象のモチーフは、一度受けた恩は忘れない、感情の豊かさとやさしさの象徴です。 我々の心の中にある日本人の祖先ともいえる縄文人の「魂の光」を、小さな絵本に閉じ込めた一冊です。
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